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特徴|メリット・デメリット

楽天モバイルが地下・建物内で圏外つながらない理由と対策5つ

楽天モバイルが電波状況が良くないことがSNSで発信もされ、

多くのユーザーが解約したり他社に乗り換えNMPしているのも事実です。

特に

  • コンビニの室内に入っただけで切れる
  • ビルなど建物の中に入ると切れる
  • 地下街に入ると切れる。

と言われたりもしています。

一方で

数年前の通信会社の中でも楽天モバイルは「通信品質」では9位という最低評価を受けてましたが

2023年では「オリコン顧客満足度」携帯キャリア部門で楽天モバイルが総合1位となり

乗り換え先の候補としても1位(2023年10月現在)となり「Rakuten最強プラン」が人気です。

実際に当方での108人の独自アンケート結果↓でも意外に良い評価だったことも判明しました。

更に2024年には障害物に強いプラチナバンドの基地局の設置も始まり

パートナー回線の使い放題になった新サービス「Rakuten最強プラン

が始まり繋がりやすくなった圏外が圏内になったともいわれています。

プラチナバンド基地局開設計画↓

それでも、なぜ?

都会の中で楽天モバイルは電波状態が良くてアンテナも中継所も沢山あるのに

ビル建物内や地下街などで圏外になってしまうのか?

それには主な理由がありました。

  • auパートナー回線の撤退
  • プラチナバンドが少ない

 

パートナー回線の使い放題を始めた一方で、同時にパートナー回線の基地局利用の撤退されています。

そして希望のプラチナバンドの全国展開も今だなかなか進捗状況がよくないからです。

そんな中で

エリア内でも圏外の地下やビル・建物内での屋内対策としては5つあります。

 

詳しくは、下記で各項目ごとに、ご紹介しています。

ご覧ください。

楽天モバイルが地下や室内でつながらない主な理由:プラチナバンドの有無


※出典:YouTubeテレ朝news「楽天モバイル「プラチナバンド」27日スタート」

 

スマホの電波には多数種類があり、その中でも

プラチナバンド」という遮蔽物に強いとされている800MHz前後の帯域があります。

楽天モバイルはプラチナバンドがまだ少なく(2024年現在)

プラチナバンドの中継器の設置ができてないことが大きな原因の1つになってます。

下記はNHKニュースの記事です。

プラチナバンドとは

出典:楽天モバイル資料(PDF)より

プラチナバンドPlatinum frequency bands, プラチナ周波数帯)とは

700MHzから900MHzの周波数帯を指して、総務省の研究会として開催された電波利用料制度に関する専門調査会ではゴールデンバンド、日経BP社ではプラチナバンドと定義している。

  • 回折の特性があり、山や建物の障害物を回避して電波が到達する。
  • 送信できる情報量が多く携帯電話などの通信に利用されている。
  • 空き容量が少なく現在は楽天を除くDoCoMo、au、Softbank3社に割り当てられている。

それ以前に

楽天モバイルは

他社のキャリアと比べての6分の1しか周波数の割り当てがない

のも影響しています。

総務省での会談で示した一覧表をみただけでも楽天モバイルの割り当てが少なすぎます。

出典:総務省「我が国の携帯電話用周波数の割当てについて」15

楽天モバイルも法人に対してプラチナバンドの重要性を説明をしています。

総務省の会合でも楽天モバイルは下記↓のように一生懸命にプラチナバンドの割り当てを楽天モバイル側で訴えていました。

参照:総務省資料PDF「携帯電話用周波数の再割当てに係る円滑な移行に関するタスクフォース報告書

そして、近年2023年ようやく松本剛明総務大臣のもと楽天モバイルに700MHz帯の割り当て枠の話し合いが始まりました。

プラチナバンドを楽天モバイルが取得できたので電波向上が見込まれると期待しております。

 

参照:総務省PDF「700MHz帯における移動通信システムの普及のための特定基地局の開設に関する指針案について

 

これを見る限り4社が協力し合えば

もっと日本の通信業界は良くなるだろうとは思いますが、営利企業である以上、お互い譲歩はできないのでしょうね。

まさか1社化はできないでしょうし・・・国有化(笑)もできないでしょうし・・・

難しい局面を迎えている楽天モバイルです。

現在はパートナー回線使い放題の「楽天モバイル最強プラン」に変更になったのでパートナ回線のau回線のプラチナバンドも継続して利用できるようになり改善されているとは思いますが・・

楽天モバイルの地下やビル建物内の電波改善の口コミ

中にはビルなどの建物内でも「楽天モバイルの圏外から圏内になった」という口コミもちらほらあります。

病院の建物内で圏外だった楽天モバイルが圏内に!

都内では基本つながり、地下でも楽天モバイルつながる

東京の地下ではほぼつながる楽天モバイル

一方で「以前と変わらず建物内では電波が届かない」という口コミも多数存在します。

楽天モバイルはまだプラチナバンドが無いため地下が不安定


神戸市内のビルや地下では他社より落ちる。プラチナバンドの普及に期待

楽天モバイルが地下やビル・建物内で電波が悪い時の5つの屋内対策

私も同様に旧楽天モバイルからの根っからの楽天モバイルユーザーで
当時はDoCoMo回線を利用していたので全然問題なかったのですが

旧楽天モバイル回線との違いの記事は↓

楽天回線に切り替わってから皆さんと同様の圏外やら電波弱の問題に突き当たりました。

楽天モバイルで圏外の対応としては

公式サイトで詳しく解説してます。↓

ちなみに

私が圏外になったときは

  • 電波改善の申請
  • 他社の回線とデュアルSIM

で対応したりして圏外の障害を凌いだ経緯があります。

それでは順に楽天モバイルの建物内の圏外対策で5つをご紹介します。

対策1:他社Wi-Fiに接続する方法

楽天モバイルが圏外になったた場合に早急に対応できます。

別の記事 ↓ に詳しく説明はしていますが、

楽天モバイルの楽天リンクは

建物内にある公衆Wi-Fiなどに繋がれば楽天回線以外の回線でも通話ができます。
※非通知になるデメリットもあります。

LINE電話と同じような仕組みだと思ってください。

対策2:2回線の契約(デュアルSIM)

急ぎではなく今後も楽天モバイルを利用していきたい方は

建物内での電波圏外や電波弱の対策としてお勧めするのが2回線契約です。

いわゆる今流行のデュアルSIMという1台のスマホに2回線契約するものです。

※デュアルSIMとは
2つのSIMを1台の端末に設定できるものです。

詳しくは公式「超かんたん&便利 デュアルSIMのススメ!」↓

例えば

  • 楽天モバイル+au
  • 楽天モバイル+DoCoMo
  • 楽天モバイル+Softbank
  • 楽天モバイル+mineo
  • 楽天モバイル+LINEMO
  • 楽天モバイル+ahamo

などなど様々な別の回線と共有させることができます。

使い方としては

  • 普段は他社の通信を利用して電話だけを楽天リンクで無料通話する
  • 普段は使用せず 楽天回線が圏外の時だけ臨時で利用する

様々な使い方ができます。

私はmineo(マイネオ)というモバイル会社と契約して2回線契約していた時期もありました。

どんな使い方をしていたかというと

実際に2回線利用したときの様子は↓

ただし

以前の1G無料なども無くなり、契約や設定が面倒な点や逆に経費負担増になる可能性もあります。

多くの人は

DoCoMoやauなどメイン回線の通信障害を回避するために

緊急対応のために、あえて2回線契約されている方が多くなっています。

対策3:楽天へ電波改善申請

この方は近くのショッピングモールで楽天モバイルが圏外と申請したら圏内に改善した模様ですね。

楽天モバイルの電波が自宅などで悪い場合に

楽天に電波障害が生じていると申告すれば

調査して弊害があれば自宅まで調査訪問してくれたりします。

また、

自宅外のエリアでは電波状況を申告しておけば改善される可能性が高まります。

 

申請をする場合は以下の公式サイトから申請します。

早急でない場合は↓
かんたん電波状況報告
早急に解決の場合↓
ご利用者様用電波改善・調査依頼

詳しくは↓

対策4:無料室内ルーターの設置

これも建物圏外でも自宅や店舗など場合に限りますが

電波がどうしても悪い場合には

自宅の光回線などに無料でルーター貸し出して楽天モバイルの小型基地局を作るというものです。

光回線はあるが楽天モバイルの電波が届かない

広い敷地の自宅や地下街の店舗などに多く設置されていたりします。

電波改善申請で消費者の方が地下街が圏外だと申請した場合に、

近くの店舗に楽天モバイルがこの無料ルーターの設置をお願いする場合もあるようです、

詳しくは↓

対策5:代替スマホ貸し出し申請

これも建物の圏外といっても自宅が主な対象になりますが

楽天回線が圏外で使い物にならないということで

電波が改善されるまでの期間内という条件で

ドコモのスマホを貸し出してくれるケースもあります。

以下は楽天モバイルがドコモ回線の無償スマホ貸し出しの説明書の抜粋です。

本プログラムは、楽天モバイル(MNO 携帯電話端末サービス)利用者のうち、当社サービスエリア変更等の理由により一時的にサービスのご利用が困難となっているお客様に対し、楽天モバイル(ドコモ回線/MVNO 回線サービス)を無償で貸与するプログラムです。ご説明をよく読み、理解した上でお申し込みいただけるようお願い申し上げます

引用【楽天モバイル 端末貸与プログラム説明書】PDF

 

通勤など移動距離が多い場合は難しいかもしれませんが、

一旦問い合わせしてみるのも手かもしれませんね。

詳しくは↓

今後の楽天モバイル 地下・室内の圏外改善の見通しは?

 

今期は「楽天モバイル最強プラン」が実施されau回線のパートナー回線が使い放題になり

多少は改善されたようにも思われますがKDDI側は期限付きで提供しています。

これからは障害物に強いプラチナバンドの枠を楽天モバイルが国かもらえたため

今年度から施工を初めてどんどん改善されていくだろうと期待しています。

楽天側も「700MHz帯を活用したモバイルネットワークの構築を開始しより高品質な通信環境の実現を目指します。」と言っていますので本当に頑張ってほしいものです。

楽天モバイル株式会社(以下「楽天モバイル」)は、国内における公正な競争環境の確保ならびに通信ネットワークの構築・整備のため、「プラチナバンド」とも呼ばれる700MHz帯における移動通信システム普及のための特定基地局開設計画の認定申請をしていましたが、本日2023年10月23日(月)、総務大臣より当該計画の認定を受けましたことをお知らせします。

引用:楽天モバイル「特定基地局開設計画(“プラチナバンド” 700MHz帯割当)の認定について」

 

楽天モバイルは2024年からのプラチナバンドが始まりましたので

今後は地下鉄や建物内の圏外や電波が微弱などの問題も徐々に解していくことでしょう!

Softbankも電波が悪かった過去の事実

今の若い方は知らないかもしれませんが

ソフトバンンクも最初は今の楽天モバイルと同じ圏外多発という状況を体験しています。

Softbankは孫正義さんがインターネット回線ADSLの会社で後から携帯電話の世界に参入した経緯があります。

2006年にボーダフォン株式会社を買収して子会社化して始めた通信会社設立当時の

Softbankの携帯は「繋がらない」「すぐ切れる」「圏外になる」「音質が悪い」

クレームも多数でなかなか顧客が増えないキャリアでした。

その理由は、

現在の楽天モバイルが苦戦している電波帯域の割り当て枠が少ないためでした。

携帯初期の時代は

既存のDoCoMoとau(セルラー)は、800MHzの電波

後発のSoftbank(ジェイホォーン)は1.5GHzの電波で繋がりにくい現象が多発

2012年にやっと

Softbankに900MHz帯のプラチナバンドが割り当てられてやっと電波状況が改善してきました。

もちろん当時は今の楽天モバイルと同様で

プラチナバンドを保持できないので

ソフトバンクの孫正義社長(当時)が国を相手取って訴訟する

ということも起きたほどでした。

それが今の楽天モバイルとまったく同じように思えます。

 

その後ソフトバンクは全国に基地局を設置しまくって、

やっと総務省からプラチナバンドを割り当てられて

 

やっとDoCoMoやauと方を並べることができる通信品質の大手キャリアになりました。

今同じような状況が楽天モバイルにも時代がかわって同じ状況が発生している訳です。

【まとめ】楽天モバイル地下や建物内の電波は徐々に改善してる

楽天モバイルの建物内や地下街の電波状況の改善も含んでいると思われるパートナー回線使い放題の「楽天モバイル最強プラン」が実施されています。

電波改善に伴い楽天基地局の増設して

障害物に強いとされる700MHz帯のプラチナバンドが使えるようになり

口コミでも段々と電波状況が良くなっていると聞いてます。

新規の基地局の設置には時間と労力がかかりますので。

昔のソフトバンクが電波が安定して改善するまでに時間がかかったように

楽天モバイルにも頑張ってもらいたいです。

楽天グループの中で赤字の楽天モバイル。

グループ全体の経営を圧迫しているようですが

是非この難局を乗り越えて立派な電話キャリアの会社に成長していってほしいいと切に願っています。

日本の中の大手企業である楽天グループ・色々と揶揄されたり批判されたりもしてますが

倒産などして外資系の傘下に下るのだけは避けてもらいたい立て直してもらいたいと願っています。

今の楽天モバイルは以前のSoftbankが辿った道と同じで携帯電話回線のキャリアとしての生みの苦しみの最中だと思います。

政治的なやりとりもあるでしょうが、

携帯会社の料金体系に風穴を空けた検討も十分に感じていますので踏ん張って欲しいものです。

 

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