今までの携帯やスマホの電話はDoCoMo、au、Softbankなど3社が主流でしたが最近では多くの格安SIMの通信業者があります。
色々な通信業者がでてきている中でMNOやMVNOという言葉を耳にするようになってきました。
楽天モバイルのMNOやMVNOとはどういうものなのでしょうか?違いは・見分け方はあるのでしょうか?
結論からですが、簡単に言うと
- MNOとはドコモやauなど独自の通信網がある大手の通信会社(DoCoMo・auなど)
- MVNOとはドコモなどの大手の回線を借りてる通信会社(Yモバイル・UQなど)
そこで、楽天モバイルのMNOやMVNOは以下の通りになります。
- 2020年4月以降の楽天回線を利用している楽天モバイルはMNO
- 2019年以前のドコモ回線などを利用している楽天モバイルはMVNO
新旧サービス | 種類 | 回線 | 契約・受付 |
旧 楽天モバイル | MVNO | ドコモ回線 | 終了 |
新 楽天モバイル | MNO | 楽天回線(au) | 受付中 |
楽天モバイルのMNOやMVNOの見分け方としては一番簡単なのは
- スマホの電波のマーク
- 月々の料金やプラン名
現在の楽天モバイルの成り立ちも含めて順に分かりやすく解説してます。
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楽天モバイルの現在はMNO・過去はMVNO
現在の楽天モバイルの「Rakuten 最強プラン」はMNOに該当します。
また
楽天モバイルの前身であったドコモ回線を利用している「旧楽天モバイル」(※今でも存在しています。)がMVNOにあたります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
MNOとは?(ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル)
MNO(エムエヌオー)とは
「移動体通信事業者」英語の「Mobile Network Operator」の略になります。
携帯電話の物理的な移動体回線網を自社で保有して自社回線で通信サービスを提供する事業者。一般にキャリア通信と言われています。
具体的には2つの特徴があります。
- 各社が独自の回線網の設備を所有して運用している
- 総務省から周波数帯700MHz帯~28GHz帯を割り当てられている
現在の日本のMNOは以下の4社になります。
- DoCoMo
- au
- Softbank
- 楽天モバイル
以前は日本では三大キャリアと呼ばれているドコモdocomoとKDDIのauとソフトバンクSoftBankの3社でしたが2021年に楽天モバイルも参入して現在は4社となっています。
特徴としては
- 各社が独自の回線網の設備を所有して運用している
- 総務省から周波数帯700MHz帯~28GHz帯を割り当てられている
MVNOとは?(Yモバイル・UQモバイルなど)
MVNO(エムブイエヌオー)とは
正式名称は「仮想移動体通信事業者」で英語の「Mobile Virtual Network Operator」の略です。
主に格安SIMといわれて、名前に仮想とついているように仮にキャリア通信回線を借りて運営しています。
特徴としては
- 自前の通信設備を持っていない
- MNOから1部の回線を借りている
つまり
MVNOは設備投資や運営費用など諸費用経費がかからないために安価に通信サービスをユーザーに提供できることになります。
日本ではCMを手がけている大手の通信業者(Yモバイル・UQモバイル)等の他にも数十社にも及ぶサービス業者が存在しています。
主なMVNOの通信会社は以下の通り
- UQ mobile(KDDI系列)
- povo(KDDI系列)
- ahamo(ドコモ系列)
- イオンモバイル(ドコモ系列)
- Yモバイル(ソフトバンク系列)
- LINEモバイル(ソフトバンク系列)
MNOの4社と比べて通信サービス会社は多く存在してサービス内容も多岐にわたります。
楽天モバイル「MNO回線」と「MVNO回線」の4つの見分け方
現在の楽天モバイルはMNO回線ですが、ご自身の契約が新の契約なのか旧楽天モバイルを利用しているかのか?どちらの回線に基づいているのか、不安に感じる方もいるでしょう。
この違いは、料金プランや利用できるサービスが違っています。
この記事では、あなたの楽天モバイルが「MNO回線」なのか「MVNO回線」なのかを簡単に見分ける方法を簡単な順に4つ解説します。
電波表示の違いで見分ける方法
スマートフォン画面の右上部のキャリア名(通信事業者名)の表示を確認することで、MNO(独自回線)とMVNO(旧回線)を見分けることができます。
MNO(自社回線)
「Rakuten」 または 「440 11」
MNO(自社回線
「docomo」 または 「au」
SIMで見分ける方法(楽天マーク/ドコモ系SIM)
もっとも簡単な見分け方の一つとして、物理的にスマホからSIMカードを取り出すことです。
必ずSIMカードに楽天もしくはDoCoMoなどのマークが記載されていますので見分けができます。
MNO(自社回線)
SIMカードの表面に「Rakuten」のロゴやマーク*が印字されている
MVNO(他社回線)
SIMカードの表面に「docomo」の文字やロゴが印字されている、またはSIMの色やデザインが楽天モバイル独自のものではない。
APN設定で確認する方法
スマホの設定画面のネットワーク設定のAPN画面で設定されているAPNの名前で新プランか旧プランかを判別できます。
MNO(自社回線)
楽天モバイルが自社回線(MNO)としてサービスを開始して以降の標準的なAPNは、非常にシンプルな「rakuten.jp」です。
MVNO(他社回線)
MVNO時代には、ドコモ回線やau回線を利用していましたが、その際のAPNには、「rmobile.jp」や「rmobile.co」、au回線用の「」a.rmobile.jp」のアドレスが使われていました。
料金・プランで見分ける方法(Rakuten最強プラン=MNO)
料金・プランでMNOとMVNOとの違い見分け方をみてみましょう。
MNO(自社回線)
現在、楽天モバイルがMNO(自社回線)として提供しているプランは、
「Rakuten最強プラン 」です。
特徴としては料金体系は1つでデータ使用量によって3段階に変わります。またデータ無制限で料金も最大でも3278円以上は加算されません。
契約画面に「楽天最強プラン」と記載があればMNOです。
MVNO(他社回線)
楽天モバイルがMVNO(他社回線借り入れ)として提供していた旧プランには、以下のような名称があります。
- スーパーホーダイ
- 組み合わせプラン
- コミコミプラン
これらの料金プランの方は旧楽天モバイルのMVNOの回線を利用しています。
ただし、既に旧楽天モバイルの受付は終了しているため、2021年以降に加入された方はMNO回線だと思われます。
詳しくは公式サイト↓
公式:楽天モバイルの料金プランを徹底比較
【まとめ】現在も楽天モバイルはMNOとMVNOの両方が存在
新旧サービス | 種類 | 回線 | 契約・受付 |
旧 楽天モバイル | MVNO | ドコモ回線 | 終了 |
新 楽天モバイル | MNO | 楽天回線(au) | 受付中 |
2025年現在も楽天モバイルは実はNOとMVNOの2つの通信を運営しています。
楽天モバイルの前身はドコモ回線を利用したりau回線を利用したMVNOでした。
現在も旧楽天モバイル回線には加入できませんが2025年現在でも楽天モバイルのMVNOは稼働しています。
私も以前は前身だった楽天モバイルのスーパーホーダイというサービスに加入して利用していました。
その時のサービスは容量20Gで超過した場合は速度制限1Mbpsで10分話し放題でした。
まだ旧楽天モバイルのMVNOサービスを辞めないで利用している多くの加入者がいると思われます。
そして現在楽天モバイルは全国各地に自社回線の基地局を開設しつつ一方で同時にauのローミングの撤廃を勧めているので楽天モバイルの圏外問題が発生している模様です。↓
圏外の救済での代替機として楽天モバイルのMVNOサービスを貸し出しています。
これらの問題が消滅した時点で旧楽天モバイルと言われている楽天モバイルのMVNOサービスは終了すると思われています。
現在の楽天最強プランは電波の改善も進みコスト的にも良いサービスだと思っております。
もしよろしければ下記の関連記事などを参考にしてみてください。
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